忍者ブログ
月代文雪の日記。 シルバーレイン参加者以外はすぐお戻りくださいませ。
カレンダー
09 2017/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
フリーエリア
最新CM
[10/06 神農]
[10/03 神農]
[10/02 月代]
[10/02 神農]
[10/02 月代]
最新TB
プロフィール
HN:
月代 文雪
性別:
男性
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



数刻前まで彼は紙飛行機を折っていた

「…だって紙飛行機は私の思いを彼に届けてくれそうでしょう?」
歌うように、言った

彼は紙飛行機を沢山折っていた。
問えば、笑っていう。

「これは、凪へ
これは、兄様へ
これは、私を殺そうとした人たちへ
これは、母様へ
これは、父様へ」

ひとつひとつに指を刺し、言う。

「私は臆病だから、思いを簡単に伝えられないのです」
照れたように笑い。

作った飛行機に何かを書き込み、窓の近くに立ち、すっと投げる

「どうか届きますように」

風に乗り、すぃっと空を飛ぶ飛行機を満足そうに眺める。

しかし、ひとつは校庭に落ちていった。
それでも彼は満足そうにいった。

「凪のだから凪が拾ってくれるのを待つのです。」

他人に拾われ、読まれることがあったとしても気にもせず。

いつか伝わればいいと笑う。

「言葉では書けない、表せない思い。
ありきたりな言い方なら、

大好き。
でも、それ以上だから…
なんていうのか分からない

だから私は彼への紙飛行機に書いたの

『君が君らしくあるためになら 私はいつでも傍にいる』って」

悪戯をした子供のように、笑った。

はてそれは大好き以上のものかと問えば

彼は言った

「解釈は全て彼次第…」

珍しく妖しげに笑った。
PR
この記事にコメントする
               
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧
パスワード   
* パスワードを設定するとコメントの編集ができるようになります。
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
Copyright ©  -- 白黒兎の呟き。 --  All Rights Reserved / Designed by CriCri / Material by White Board
忍者ブログ  /  [PR]